こんにちは、はるです。
いまだ猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症が、ついにわが家にも上陸(?)しました。
一人が陽性になると多くの場合は家族全員に感染するんですよね?
筆者も実際に感染する前はそう思っていました。しかし感染対策を徹底した結果、一家全滅を防ぐことに成功したのです。
この記事では新型コロナウイルスの家庭内感染を防ぐために、わが家が実践した感染対策をご紹介します。
※あくまでもわが家の実例をご紹介しています。
同じ感染対策を実践しても、確実に感染しないという保証はありませんのであらかじめご了承ください。
新型コロナウイルス感染の経緯
今回わが家が新型コロナウイルスに感染した経緯は以下のとおりです。
- むすめ(4歳・年中)に風邪症状が出始める
- 数日後むすこ(3歳・未満児)が発熱。MAX38.5度
- むすこ発熱から2日後(発熱したのが土曜の午後でした)、小児科の抗原検査にて陽性。熱は37.1度と解熱傾向にあり
- むすこ受診当日の朝、筆者の喉に違和感を感じ始める
- その日の夜に筆者が本格的に発症。夜間救急にて陽性確認
最初に風邪症状が出たむすめは検査をする機会を失ってしまいましたが、おそらく陽性だったと思います。
そして筆者と二人の子どもが感染した中夫だけが感染を免れ、ずっと元気に過ごすことができました。
なぜ夫は感染を逃れることができたのか。次項より、わが家で実際に行っていた家庭内感染防止対策をご紹介します。
感染力のあるウイルスが体内から排出される期間
家庭内感染を防ぐためにはまず、感染力のあるウイルスがどのくらいの期間にわたり排出されるかを知っておくことが重要です。
感染可能期間は発症2日前から発症後7~10日間程度と考えられている。
厚生労働省:新型コロナウイルスCOVID19診療の手引き 第8.1版
厚生労働省によると、感染力のあるウイルスが排出されるのは上記の期間だそうです。
発症の2日前から感染の可能性があるなんて防ぎようがないじゃない…
ちょっと絶望ですよね…。発症の2日前から感染の可能性があるなんて…。
わが家は夫が繁忙期だったためこの時期は一緒に食事をとる機会がなく、寝室も別にしていたことが家庭内感染の防止に大いに役立っていたかもしれません。
しかし発症後でもまだ間に合う可能性は残っています。
発症してしまった場合は特にしっかりと感染対策をおこない、家庭内感染を食い止めましょう。
実際に行った家庭内感染防止対策
新型コロナウイルスの家庭内感染を防ぐために大切なことは、とにかく非感染者がウイルスと接触しないことです。
そしてウイルスと接触しないために生活の中で気をつける大きなポイントとして、以下の3点を挙げることができます。
- 空気の流れを停滞させないこと
- 感染者の飛沫に非感染者が触れないこと
- 感染者が触れた場所に非感染者が触れないこと
上記の3点を実現するために、実際にわが家が実行していたことは以下の通りです。
※項目をクリックすると読みたい箇所にジャンプすることができます。
24時間換気の実行
新型コロナウイルスに感染したのは12月という真冬でしたが、24時間の換気を実行しました。
エアコンと加湿器をフル稼働させながらの24時間換気です。
とはいえ寒いので、リビングの窓を全開にするわけにもいきません。
夜間に窓を開けておくのは防犯上も良くないですしね。
そこでわが家は以下の4つの方法で換気をおこなっていました。
- スリット窓を少し開けておく
- リビングや寝室の窓についている換気口を開けておく
- 家中の換気扇をフルパワーで稼働させる
- 日中は開けられる窓は全て(少しでも)開けておく
なるべく凍えないように、しかし換気をしっかりと実施しようとした結果です。
家の中でも全員マスクを着用する
感染防止対策の基本であるマスク。
療養中は家の中でも全員がマスクを着用して過ごしました。
特に非感染者と顔を合わせる時は子どもにも必ずマスクを着けてもらいました。
3歳のむすこもこのときは素直にマスクを着けてくれたので助かりました。
ちなみにマスクは毎日交換します。また、日中も汚れたと感じたときには交換していました。
非感染者は感染した子どもの食事・お風呂・トイレの介助はしない
子どもが感染している場合、飛沫の飛散を防ぐことは大人より困難であることが予想できます。
そのためわが家では、非感染者が感染している子どもの食事・お風呂・トイレの介助を行うことを禁止しました。
食事・お風呂・トイレは生活の中でも飛沫が飛びやすく、感染のリスクが高いと考えたからです。
とはいえ感染者が子どものお世話をするのはつらいですよね…。
わが家でも、筆者がしんどくてどうしても動けない1日だけは夫に子どもの食事介助をしてもらいました。
その際に非感染者が特に気を付けたことは以下の通りです。
子どもたちにもなるべく自分で食べてもらうように促して、食後の口ふきも自分でやってもらうようにしました。
非感染者との会話を極力避ける
家の中でもマスクは必ず着用していましたが、マスク着用の上でも非感染者との会話は極力避けました。
子どもたちがどうしてもパパと喋りたいと言ったときは、距離を取ったうえでなるべく小さな声で話をしてもらっていました。
大人同士の会話は家の中でもほぼLINEで済ませました。
感染者と非感染者の居住フロアを分ける
わが家は戸建て住宅のため、感染者と非感染者の居住フロアを分けました。
感染者はリビングのある1階で、非感染者は2階で生活するというスタイルです。
お風呂と洗面所は1階にしかなかったため共有していましたが、使用後は消毒と換気を徹底するなどの感染対策には気を配りました。
コロナに感染しながらのワンオペ生活は正直かなりキツかったですが、家庭内感染を防ぐために頑張りました。
消毒の徹底
感染対策としては基本的なことですが、消毒を頻繁におこないました。
- ドアなど感染者が触った箇所
- トイレ使用後
- お風呂使用後
- 洗面所使用後
- 食事後のテーブル周り
特に上記の5点には気を配りました。
ドアやテーブル周りにはアルコールスプレーを使い、トイレ・お風呂・洗面所にはノロキラーを使用しました。
ノロキラーは胃腸炎のときにも大活躍するアイテムなので、わが家では常に数本ストックしています。
ドラッグストアでも購入ができますので、常備しておくことをおすすめします。
ビニール手袋の着用
消毒をしているとはいえ、どこに付着しているか分からないのがウイルスの怖いところ。
そこで大人が家の中のものに触れるときには使い捨てのビニール手袋を着用して行動しました。
100均にも売っていますので、常備しておくことをおすすめします。
(胃腸炎のときにも大活躍しますよ)
※手にフィットするタイプのものがおすすめです!
感染者と非感染者のトイレを分ける
わが家にはトイレがふたつあったので、療養期間中は感染者用と非感染者用とに分けて過ごしました。
感染者用のトイレは使用後ノロキラーによる消毒も忘れずに行っていました。
(便器周辺・水洗レバー・扉の取っ手などは特に念入りに消毒しています。)
トイレ使用後は特にトイレの窓を開け、換気にも努めました。
感染者と非感染者の洗濯は別にする
布にもウイルスが付着するという情報をどこかで見た記憶があったので、感染者と非感染者の洗濯物も分けて洗いました。
洗濯時にはいつもの洗剤と柔軟剤に加え、消毒のために液体ワイドハイターを使用しました。
ものすごいスピードで減っていくので、多めにストックがあると良いと思います。
干す場所も念のため、感染者と非感染者で分けました。
お天気の良い日にはなるべく外に干して、日光消毒の力も借りています。
感染者と非感染者の食事は別室で
飛沫が飛ぶことが避けられないであろう食事は、感染者と非感染者は別室で取るように徹底しました。
食事の準備はさすがに同時におこなっていましたが、できた食事はお盆に乗せて非感染者である夫に取りに来てもらっていました。
食後の食器類などは、感染者がまとめてお風呂に入っている間にこっそり返却しにきてもらいました(笑)
食後の食器は全部食洗器に入れて洗いました(使い捨てのもの以外)。高温の乾燥機能でウイルスが死滅すると考えたからです。
また、感染者間であっても大皿から取り分けることはせず、あらかじめ個別のお皿で提供しました。
食器・カトラリー類は使い捨てのものを使う
感染リスクを減らすため、基本的に個人が使う食器・カトラリー類は使い捨てにしました。
- 紙皿
- 紙のボウル(お茶碗替わり)
- 紙コップ
- 割りばし
- プラスチック製のスプーン&フォーク
上記5アイテムを使い捨てにし、使用後はビニール袋に入れて口を縛り、戸外のゴミ箱に捨てました。
100均で揃えることができるので、普段から備えておくと良いと思います。
飲み物は各自ペットボトル飲料
飛沫による感染を防ぐため、飲み物は各自でペットボトル飲料を用意しました。
小さなお子様がいるご家庭にはサントリーのやさしい麦茶がおすすめです。
ペットボトルの麦茶は味が濃いことが多いのですが、サントリーのやさしい麦茶なら濃すぎることなく家族全員が美味しくごくごく飲めるんです。
また、ボトルの素材が柔らかいので簡単に潰して捨てることができるのもありがたいポイント。
療養中はごみの量がすごかったので、少しでも嵩が減らせるのは嬉しいですね。
非常用のストックとしても、日ごろから備えておくことをおすすめします。
お風呂は非感染者から入る
こちらも飛沫感染を防ぐため、お風呂には非感染者から入ることを徹底しました。
やむを得ず感染者が先に入る場合は、感染者が入浴した後のお湯は抜き、浴室全体をノロキラーで消毒してから非感染者が入浴するというスタイルを取り入れました。
脱衣所と風呂場の換気扇は回しっぱなしです。
換気と浴室内の乾燥も普段より念入りに行いました。
歯ブラシの保管場所を分ける
普段は洗面化粧台にまとめて保管している家族分の歯ブラシですが、一人分ずつ距離を離して保管できるように場所を変えました。
その結果脱衣所のあちこちに歯ブラシが点在する結果となりましたが、しばらくの間は辛抱です…。
まとめ
わが家が新型コロナウイルスの家庭内感染を防いだ対策は以上です。
たくさんの項目になってしまいましたが、ひとりでも感染を防げるようにと考えて行動した結果です。
その結果無事に夫は感染を免れ、家族の中で誰よりも早く社会復帰を果たすことができました。
新型コロナウイルスには感染しないことが一番です。もし感染してしまった場合、感染対策にこの記事が役立てれば幸いです。
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