こどもの行事撮影

和装で七五三詣り、子どもの不機嫌を回避して笑顔でお参りするには

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こんにちは、はるです。

七五三のお祝いでは、和装で神社へお参りに行くご家庭も多いことと思います。

しかし和装でのお参りは、洋装でのお参りと比べてお子様への負担が大きいもの。

慣れない着物を着てお子様がぐずってしまう・不機嫌になって歩きたがらないというトラブルが起こる可能性も…。

この記事では、着慣れない和装でのお参りを少しでもスムーズに進めるために必要な持ち物や、行動のコツなどを解説しています。

七五三詣りを素敵な思い出にするために、事前に対策をしてからお出かけください。

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和装でのお参りはどんなことが大変?

和装での七五三詣りでは、洋装でのお出かけと比べると大変な点がいくつかあります。

  • 洋装に比べて締め付け感を感じやすい
  • 足袋と草履で歩くことに慣れていない
  • 着物のたもと(袖の部分)が長く、動く時に邪魔になると感じる
  • 着物や袴のすそが足にまとわりついてきて歩きづらい
  • 衿元がいつもより詰まっているため違和感を感じやすい
  • 重ね着をしているので、気候によっては暑さを感じやすい

和装はいつものお洋服と比べると動きづらく、たくさん動きたい子どもにとってはストレスを感じやすい衣装と言えます。

また、ご祈祷中などジッとしていないといけない場面も多いので、なかなか思い通りに動けなくてストレスを感じる子もいるでしょう。

「なんだかいつもと違う」というストレスや思い通りに動けない苛立ちなどが子どもの不機嫌やワガママにつながり、和装でのお参りは大変だと感じる原因となっています。

和装で七五三詣りを成功させるための持ち物

和装で七五三詣りを成功させるためには、普段の持ち物に少しだけ追加で用意しておいた方がいい物をご紹介します。

無くても何とかなるかもしれないけれど、持っていればとっても心強い。そんな感じの物たちです。

荷物が増えて少々大変かもしれませんが、カバンにそっと忍ばせておくことをおすすめします。

ご機嫌を維持させるためのおやつ

ぐずる子どもの機嫌を直しやすいアイテムNo.1が、大好きなおやつです。

普段はおやつの時間にしか食べられないのに、七五三の日はおやつの時間じゃなくても食べられる。そんな特別感が、より一層子どもの機嫌を直すのに効果を発揮してくれます。

チョコレートやラムネ、おせんべいなどの個包装になっているおやつが食べやすくておすすめです。

飲み物はお茶の他にごほうびジュースを用意して

お出かけの際にはお茶を持参することが多いと思いますが、七五三詣りの時にはごほうびジュースも一緒に用意しておくことをおすすめします。

目の前にごほうびがあると、より頑張れるもの。紙パックや小さめのペットボトルの物を準備しておくとよいでしょう

お参りする神社の境内にカフェや自販機があることが分かっている場合は、「お参りできたらジュース買おうね」でよりごほうび感がアップします。

飲食に備えて、フェイスタオル+洗濯ばさみ

大切な着物にお菓子やジュースをこぼしてしまわないか、和装での飲食にはいつも以上に気を遣ってしまいますよね。

とはいっても子どもはそんなことお構いなしですから、あらかじめ対策をしておきましょう。

おうちで使っているお食事エプロンを持参しても良いですが、フェイスタオルならより広範囲をカバーしてくれます。

タオルを首周りにぐるりとかけて、後ろで洗濯ばさみなどで留めてあげてください。

フェイスタオルの使い方

フェイスタオルなら、汚れたおくちをすぐに拭くことができる点もメリットです。

ジュースを飲むときは、フェイスタオルを巻いた上からお食事エプロンを付ければ最強です。

履きなれた靴も忘れずに

お草履を嫌がる子も多いので、いつも履いている靴を忘れずに持って行ってください。

特にご自宅でお支度を整えると忘れやすいので、あらかじめ車のトランクに入れておいても良いですね。

和装で七五三詣りを成功させるためのポイント

いつものお洋服より負担の大きい和装で動く事は、子どもにとっては重労働です。

子どもの負担を少しでも軽くしてあげるための方法をいくつかご紹介します。

常にキメキメの状態でいる必要はありません。ラクできるところはなるべくラクをさせてあげて、ご機嫌をキープしてください。

移動は履きなれた靴でOK

草履を履くのを嫌がるお子様は、履きなれた靴で移動してOKです。

特に、神社の参道に敷き詰められていることが多い玉砂利の上は歩きづらいです。

草履が嫌だと言い出したら、ぐずってしまう前にサッと靴を差し出してください。

写真を撮る時などに、余裕があればお草履を履かせてあげるくらいでOKです。

車に乗る前に、帯周りの付属品を外しておく

車に乗る時は、帯周りの付属品を外しておくのがポイントです。

というのも、座った姿勢になると帯周りの付属品がお腹を圧迫し、苦しくなってしまうことがあるからです。

その結果車酔いをしてしまい、気持ち悪くなって吐いてしまうというケースも起こりえます

三歳女の子の場合

被布を着ている子の場合、特に外すものはありません。

ただし、もこもこでシートベルトが苦しそうな様子したら、被布コートは脱がせてもOKです。

※帯付けの着物を着ている場合は、七歳女の子の項目を参照してください。

五歳男の子の場合

羽織袴を着た男の子は、帯と袴の間に刺さっている「懐剣」を抜いておきましょう

扇子もセットで付いていると思いますので、それも大人が預かっておいてください

5歳男の子懐剣と扇子の説明

扇子を触っているうちに、破壊してしまうことがあります。

神社に到着したら、懐剣を元の場所に戻します。

  • 向かって右側(本人から見たら左)に挿す
  • 帯と袴の間に挿す
  • 懐剣の上辺が身体の中央へ向くように、少し斜めに挿す
  • 二本の房は外へ出しておく
  • 羽織り紐の内側に収める

扇子はそのまま大人が預かっておいても構いませんし、懐剣の隣に挿しておいてもOKです。

懐剣の隣に扇子を挿しておく場合は、持ち手を下にした状態で挿してください

七歳女の子の場合

7歳女の子筥迫と扇子の説明

七歳の女の子の場合、帯周りはとても華やかです。

しかし外すのは「筥迫はこせこ」と「扇子」の2点のみにしましょう。

筥迫はこせこは簡単にバラバラになってしまうので注意が必要です。そっと外し、バラバラにならないよう気を付けて持ち歩いてください。

お参りをする神社に到着したら、外した筥迫と扇子を元の場所へ戻します。

筥迫の戻し方
  • 衿元へ挿し込み、帯揚げの上に乗せて安定させる。
  • 地面と平行になるよう向きを調整する。下辺が1/3、上辺が半分ほど見えていると理想的。
  • びらかん(金具がしゃらしゃらと垂れている飾り)と紅白の房は、衿の中に隠れてしまわないようにしっかりと外に出しておく。
扇子の戻し方
  • 長い房が付いているので、ある程度扇子に巻き付けておく。
    (扇子の長さに対し、1~1.5倍くらいの長さを残す)
  • 帯締めの結び目の向かって右側(子どもから見たら左手側)に挿す。
  • 房は帯締めの外側に出るように。
  • 扇面に柄が描いてあるものは、柄が描いてある面が見えるように挿す。
  • 下前の衿のライン(向かって左側の衿)の延長線上に扇子がくるよう、少し斜めに配置するととても美しい仕上がりに。

車に乗る前に帯周りの写真を一枚撮っておくと、戻すときに便利ですよ。

お参り後にはごほうびを♪

慣れない着物を着て、特に自分が行きたいわけではない場所に連れて行かれ、子どももかなり疲れていると思います。

七五三詣りが無事に済んだら、スイーツを食べたり、外食をしたり、お子様の喜ぶことをしてあげてください。

「子どもにごほうび」と言う名目ではありますが、パパやママも疲れていると思います。せめて美味しい物を食べてほっと一息ついてくださいね。

七五三詣りが無事に成功しますように

和装での七五三詣りは、洋装と比べると大変な事も多いです。

しかし少しの準備で、お子様にかかる負担を減らしてあげることができます

着物を着て神社の参道を一生懸命歩いている子どもの姿は本当に可愛いです。

そんな可愛い姿を堪能できるように、七五三詣りが無事成功しますように。

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