こんにちは、はるです。
最近の運動会は、体育館などの屋内で行われる園や学校もあるようです。
屋内で行われる運動会写真の撮り方は、屋外の運動会写真とは違うんですか?
実は、屋内で開催される運動会の写真撮影は、屋外の運動会より難易度が高め。
でも安心してください。難易度が高めな屋内の運動会撮影も、上手に撮るコツがあるんです。
この記事では、以下の点を解説しています。
- 屋内で行われる運動会撮影の難易度が高い理由
- 屋内で行われる運動会を上手に撮影するコツ
難易度が高めでも諦めないで!お子様の頑張る姿を写真に収めるために、パパやママも頑張っていきましょう。
屋内での運動会を撮影する難易度が高い理由
屋内の運動会と屋外の運動会、写真を撮るにあたって一番の大きな違いは会場の明るさです。
肉眼で見た時には屋外にいる時とそんなに変わらないように見えるかもしれませんが、体育館などの屋内はカメラにとってかなり暗い環境なんです。
暗い場所で動いている被写体を撮影すると、写真が非常にブレやすくなります。
したがって、屋内での運動会を撮る際には、写真がブレないように工夫することが重要です。
屋内での運動会撮影を成功させるポイント
屋内での運動会撮影はブレとの闘いです。
ブレには撮影者側に原因がある手ブレと、被写体側に原因がある被写体ブレの2種類があります。
屋内での運動会撮影を成功させるには、手ブレと被写体ブレを極力抑える工夫をしながら撮影することが重要なポイントになってくるのです。
手ブレと被写体ブレを防ぐ撮影のポイントとしては、以下の4点を挙げることができます。
各項目について、詳しく解説していきましょう。
カメラの設定はスポーツモードに
運動会の撮影をする時にはプログラムオートではなくてスポーツモードに設定しておきましょう。
- 動いている被写体がブレないように、なるべく速いシャッター速度になるよう露出(※1)を自動で調整してくれる
- シャッターボタンを半押ししている間、動いている被写体にも自動でピントを合わせ続けてくれる(※2)
- シャッターボタンを押している間は自動で連写してくれる(※2)
(※1)露出=写真の明るさを決定すること
(※2)カメラの機種により違いがあります
スポーツモードは、動いている被写体を極力ブレないように設定を自動で調整してくれる機能です。
運動会を撮影する時には、撮影モードをスポーツモードに設定しておくと最も安心です。
スポーツモードを搭載していないカメラの場合は、シャッター速度優先モードに設定する事をおすすめします。
望遠レンズの使用は極力控える
運動会の会場が大きなホールなどの場合、保護者席からアリーナ(スポーツ活動を行う空間)までの距離が遠いことも考えられます。
わが子が頑張る姿を望遠レンズで撮影したくなるところですが、望遠レンズは極力使用しないようにしましょう。
なぜなら、望遠レンズを使用すると手ブレを起こしやすくなるからです。
”望遠で写真を撮ること”そのものが手ブレしやすい行為に加え、望遠レンズ(特に望遠ズームレンズ)はいわゆる”暗い”レンズであることが多いのです。
”暗い”レンズを使うと、適正な明るさの写真を撮るためにシャッタースピードが遅くなります。
シャッタースピードが遅くなると、被写体ブレのリスクが高くなるのです。
難しい仕組みは覚えなくても大丈夫。”望遠レンズはブレやすい”というポイントだけ押さえておけばOKですよ。
持ち込みが可能であれば迷いなく三脚を使用する
園や学校側から持ち込みが禁止されていなければ、迷うことなく三脚を使用してください。
- カメラが安定するので手ブレのリスクが低くなる
- カメラを三脚に付けっぱなしにしておけるので、手が疲れにくい
三脚は、使用するカメラの大きさや重さに合った物を用意してください。
非常に軽い商品もありますが、ある程度重さがあった方がよりカメラは安定します。
周りの保護者に迷惑とならないよう、三脚の高さは自分の顔の高さまでを上限とするようにしてください。
どうしても上手くいかない時は動画撮影に切り替える
室内が非常に暗かったりすると、どうしてもブレを抑えることができなくなってしまいます。
そんな時はカメラの限界を察知し、潔く動画撮影に切り替えることをおすすめします。
動画は静止画である写真に比べると多少ブレていても気になりにくいというメリットがあるからです。
せっかくの運動会がブレブレ写真ばかりでは悲しすぎます。柔軟に切り替えて、より良い記録を残すことができる方法を選択していきましょう。
屋内での運動会を撮影する際に注意すること
屋内での運動会を撮影する際には、屋外の運動会撮影とは異なる注意点がいくつか存在します。
どれも屋内が屋外と比べて暗いことに起因するものですので、しっかりと把握しておくと撮影の成功につながりますよ。
フラッシュは”発光禁止モード”に設定しておく
運動会が始まる前に必ずフラッシュを発光禁止モードに設定しておきましょう。
屋内での撮影時にフラッシュを自動発光にしておくと、意図せずフラッシュが発光してしまう恐れがあるためです。
- フラッシュの光が子どもにとっては競技の妨げになるため
- 周りの保護者へ迷惑がかかるため
- そもそもフラッシュの光が被写体へ届かない場合もあるため
競技中にフラッシュがピカピカ光ると、子どもたちの気が散ってしまい競技に集中することが難しくなります。子どもたちがしっかりと競技に集中できるよう、フラッシュは発光させてはいけません。
フラッシュの光はかなり強いため、隣や向かい側の座席にいる保護者に迷惑がかかってしまいます。
周りの保護者へ迷惑をかけないためにも、フラッシュの使用はやめましょう。
保護者席からアリーナまでの距離が遠いと、フラッシュの光が被写体まで届きません。カメラの機種にもよりますが、フラッシュの光が届く範囲は決まっています。被写体に届かないフラッシュは、発光させても全く意味がありません。
被写体に届かないうえに周りの保護者にまで迷惑をかけてしまう恐れのあるフラッシュ撮影は、屋内の運動会撮影ではやめておくのが賢明です。
非常にブレやすいので、カメラをしっかりと構える
十分な明るさがなく望遠レンズで撮影したくなるシーンの多い屋内の運動会撮影は、写真が非常にブレやすくなります。
少しでもブレるリスクを下げるため、カメラは正しい構え方でしっかりとホールドしてください。
上記の4点を意識してカメラを構えると、手ブレのリスクを減らすことができますよ。
カメラの構え方については下の記事も参考にしてみてください↓↓
カメラによっては写真の画質がザラザラになることもある
室内などの暗い場所で撮影する際には、カメラがISO感度を高く設定する傾向にあります。
このISO感度が高ければ高いほど、写真の画質がザラザラになりやすいのです。
どれだけ画質がザラザラするのかはカメラの性能やレンズの性能などによるので一概には言えませんが、ハイスペックで高価なカメラやレンズの方がザラザラになりにくいといえます。
逆にいうと、性能の低すぎるカメラを使ってしまうとザラザラとした質感で見づらい写真が撮れてしまう可能性が高まります。
あまりにも撮れた写真の画質がザラザラになってしまう場合は、カメラを見直してみる時期かもしれません。
まとめ
室内で開催される運動会を撮影することは、屋外の運動会に比べて難易度が高めです。
室内は外に比べて暗いからということに全てが起因していますが、環境を変えることは難しいですよね。
環境を変えることが難しいのであれば、そこをカバーするのが技術です。
お子様の大切な成長記録でもある運動会の写真をきれいに残すため、ぜひ室内での撮影方法をマスターしてください。
運動会だけでなく、室内で行われる各種イベントにも応用できますよ。
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